竜頭蛇尾 after the lordly's show 2004 7 25
グリーンスパンFRB議長の名声と神話は、竜頭蛇尾となるかもしれない。
野球にたとえて言えば、こういうことかもしれない。
3回の表でヒットを打ち、6回の表も長打を打ち、たくさん打点を稼いでも、
味方チームが、守備で、次から次へと、エラーを重ねて、失点が増えていけば、
結局、チームは負けてしまう。
そして、たとえ打撃のヒーローであっても、チームの敗北の責任を問われる。
時計の針 clock hand 2004 7 11
サダム・フセイン政権とアルカイダの間には、
正式な協力関係がなかったというニュースがありますが、
これは、イスラム社会を知っていれば、当然のことです。
サダム・フセインは、敬虔なイスラム教徒とは言えなかったのです。
サダム・フセインは、かなり世俗化していたのです。
世俗化の代表例が、サダム・フセインだったとも言えます。
しかし、世俗化の代表例だったサダム・フセインが、戦争に負けたことで、
時計の針が、逆戻りするかもしれません。
なぜならば、敬虔なイスラム教徒は、こう考えるかもしれません。
「サダム・フセインは、世俗化したから、戦争に負けたのだ。
だから、イスラム教徒は、イスラム教の原点に戻るべきだ。」
こうして、イスラム教原理勢力の力が強くなっていくと思います。
忘れていませんか for remembrance' sake 2004 6 19
イラク駐留経費。
気持ちはわかります。
夏休み前に渡される通信簿。
優秀な生徒を除けば、誰も見たくない「学校の通信簿」。
イラク駐留経費は、1か月あたり50億ドルもかかると言われています。
1年で、600億ドルです。
最終的には、税金で負担することになります。
それから、イラク人捕虜の虐待事件。
こうした問題は、アラブ社会で、何世代も語り継がれることになるでしょう。
国際情勢 international affairs 2004 7 21
多くの投資家が、アメリカのことを気にしていますが、
アメリカの命運は、サウジアラビア次第だと言えるかもしれない。
だから、アメリカは、サウジアラビアの独裁政権を支えるかもしれない。
それでも、アメリカは、中東の民主化を主張している。
しかし、中東の民衆には、もともと反米感情が広がっており、
イラク人捕虜の虐待で、それが、さらに強化された。
そうすると、中東が民主化されると、
次々と、反米国家が生まれる可能性がある。
もしかすると、中東の民主化とは、
反米の独裁国家を民主化し、親米の独裁国家を保護するという政策かもしれない。
もちろん、これは、ブッシュ政権だけの問題ではなく、
過去の政権にも、同じような問題はありました。
週刊誌から from weekly magazine 2004 6 23
ニューズウィーク日本版 2004 6.30
「サウジアラビア 王国崩壊へのカウントダウン」
「荒廃した首都の中で、王宮だけが豪華」
「GDPの実に25%が、王室に流れているともいわれる。」